【例大祭16】RDWL-0029『奏』感想

私はピアノ弾けません・・・

令和最初の凋叶棕の新譜『奏』を聴きましたので感想を書きました。

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きこえるままに、かんじるままに感想です。本記事には軽率な内容および私の独自解釈・好き嫌いが含まれています。お読み苦しい部分もあるかとは思いますがご了承ください。

当然、ネタバレがあります。まだ『奏』てない方は、今すぐに『奏』ましょう♪


◇ストレートなテーマ「音楽」

アルバム『奏』のテーマは「音楽」です。前作の『娶』がやや変化球だったのもあってか、かなりストレートでシンプルなテーマだと思います。凋叶棕のアルバムの中でもトップクラスのシンプルさではないでしょうか?

しかし、どうでしょう。東方アレンジをテーマ「音楽」で作る場合って、どうアレンジしたとしても「音楽」ができてしまうわけで、じゃあ「音楽」がテーマの東方マルチジャンルアレンジアルバムってどんな代物なるんでしょう?テーマがあまりにもシンプルすぎてアレンジするの逆に難しいのでは?とも思えなくもないです。

アルバム『奏』はこういったテーマ「音楽」の持つシンプルさに対して、いつもの凋叶棕らしい切り口で答えを返されています。

例えば、東方に登場するキャラクター達はどんな音楽を奏で、或いは歌うのか。

例えば、どんな音楽を聴いて、その音楽にどんなおもいを抱くのか。

例えば、どんな音楽を好み、または嫌っているのか。

シンプルながらも、おもむき深い、東方好きのための「音楽」が奏でられたアルバムです。

kanadeibig

聴いているとなんだか色んな感情が湧き上がってきて楽しい、まさに文字通り「音」を「楽」しめる作品といった印象です。なんどもなんども聴き返して「ああでもない、こうでもない」と考察を深めていくというよりは、肩の力を抜いて感じるままに聴く、そんなアルバムなんじゃないかなと思います。

歴代の凋叶棕のアルバムの中でも割と親しみやすい作品でスッキリと聴きやすく、作業用BGMにもいい感じです。しかし、奥へ奥へと聴いていくうちにどんどん趣が深くなってくる、シンプルながらも味わい深さがあります。故に後味スッキリとはいかないのかも?

試聴の段階からなんとなく趣旨が読めてしまう予測可能不可避的なおもしろみもありますね。そのタイトルと原曲ならもうそれしかない!といった具合で「タイトルがオチ」的なユーモアな楽曲が多いように思います。歴戦の凋叶棕ファンならばそういった部分におもしろみを感じられるだろうし、初心者にとってもシンプルで分かりやすく親しみやすい音楽なので、たぶん『奏』は色んな人におすすめできるのだと思います。

初心者向けでありながら、ある意味上級者向け、そんなイメージです!


◇いざ開封の儀!

今回、第十六回例大祭に一般参加させていただきまして、凋叶棕のスペースまで足を運んで直接手に取ることができました!例大祭の参加はかなり久しぶりでしかも西館開催ということもあって勝手がわからない感じでしたが、なんとか鬼形獣体験版をはじめとするお目当ての品をゲットできて大満足なイベントでした。

もちろん鳥獣伎楽のフライヤーもゲットできましたよ!神主列並んでる間に無くなってしまうか心配でしたが手に入って良かった・・・!ただ長期保管するには少し強度が心配なので後日ラミネート加工しておこうと思います!

さて、まだ帰りの新幹線ですが、早速開封の儀を執り行いたいと思います。(GW中ですが下りなので意外に空いていました)

しかし、実はですね・・・。前作の『娶』のこともあって少し警戒しております。試聴の段階ではそこまで警戒する要素はないと思っていましたが、やはり凋叶棕なので・・・。チョットコワイ!

いつまでも警戒してても仕方がないので、覚悟を決めて開封しましょう!

ジャケットはカジュアルめで制服姿の早苗さんが可愛いですね。ただ色合いは『夢』に近い気がする・・・。

ケースの裏は・・・特に変わったところはなさそうです。ジャケットに描かれてないキャラクターが居たり収録楽曲が増えたりもしていないようです。

帯を外してケースを開けます。

霊夢ちゃん!おお!ジャケットの裏!ジャケットに居なかったキャラクター達が描かれています!ケースをパカパカと開けてジャケットと交互に確認!アリマリコンビが居たのでやはりM08、予想通りでしたか・・・!

CDを外します。『娶』ではやられたので今回はやや目を薄めて。

(薄目で見た感じなんか大丈夫っぽい・・・?)

思い切って目を開けてレーベル面を確認。ふむ、今回いつもの英文はないようです。その代わりに何かの楽譜が描かれています。もしかして例のフライングサイトの・・・?

さて、ドライブにセットして取り込みます!そして、すかさず楽曲の数を確認!

12!OK!

(・・・ほんとに12?)

取り込めました。

さぁ、準備が完了したので聴いていきます!


◇楽曲の感想

にわかには信じがたいのですが、全部で12曲(?)あるらしいです。テーマが「音楽」という事もあって、さまざまなジャンルの「音楽」が収録されています。正に東方マルチジャンルアレンジアルバムといった印象です。

M01. the music I love

霊夢度が高い!高すぎる!

霊夢といえば「弾幕ごっこ」!「空を飛ぶ」!そして「説明が下手」!原曲も『永遠の巫女』に『春色小径 ~ Colorful Path』に『少女綺想曲 ~ Dream Battle』!霊夢尽くしの贅沢三昧アレンジ!

テーマ「音楽」で主役が霊夢だと「博麗霊夢がどんな音楽好きなのか」という趣旨になると思いますが、霊夢が自ら楽器を演奏したり、あるジャンルの音楽を好んで聴いていたりするイメージは正直あんまりないです。

しかしですね!機嫌がいいときの霊夢ちゃんって歌うんですよね!三月精のときみたいに「らんら~♪」ってな具合で!凋叶棕だと『しあわせのことば』でも歌ってる霊夢ちゃんが見られたと思います!たぶん彼女はこころが動くままに歌っているだけで、歌うことが好きというよりは歌いたいから歌ってるんですよ!

霊夢は美しいものは美しいと、素敵なものは素敵と、こころが動くままにそう思うことはあっても、彼女自身が自分の好みを言葉で説明できないというのもよく分かります。霊夢は自己表現が苦手というか、どちらかといえばミステリアスで内面が分かりにくいというか、天性の勘の良さ故にいろいろ過程をすっ飛ばしてしまうからたぶん説明なんてできないと思うんですよ!

つまり、あいつは説明下手だ。あの「普通」の魔法使いもそう言っているんですよね・・・!

あと、凋叶棕の霊夢曲の中ではかなり霊夢の精神が安定しているというか、満たされているというか、喜怒哀楽の中でいえば「楽」の感情が近いように思います。もしかして凋叶棕における霊夢曲、喜怒哀楽がそろってしまった?いや、もう既にそろっているのか?始符や無題も「楽」の感情ですかね?

本楽曲、ひじょうに彼女らしい楽曲で『奏』で一番のお気に入りです!


M02. Closed Rain

梅雨の時期の休日、家に引きこもって聴きたい楽曲です。音楽は大人っぽいようで歌詞は少女な感じ。495歳の魔法少女ちゃん。

フランドール・スカーレットがきくのは何の音?フランドールのいる場所は地下なのできこえる音は限られていると思います。そんな中で「フランドール」と「雨の音」という切り口が斬新です。

「雨を降らせてくれるのはきっと私のためなんだわ!」と、フランドールはこういうこと思っていそうな感じは確かにあります。495年間(もしくはそれ以上)外に出てないので思い込みが激しいというか、かなり独り極まってる感じはあります。本当は別の意味で危険だから出してもらってないのですけども・・・。あー、でも、フランドールってパチュリーが雨降らしているの知ってるんでしたっけ?どうでしたっけ?

いや、しかし、どうなんでしょう。この楽曲ではラクトガール的にもパチュリーが雨降らして出さないようにしていると見るべきなんでしょうが、なんとなくパチュリー関係なしに普通に雨が降っていてもフランちゃんはこういうこと思ってそうなイメージがあります。梅雨の時期とか、どうなるんでしょうね?「ああ!今日も出してもらえないのね!私はなんて愛されてるの!」と変なテンションになってそうです。

(そういえば、某ウサミな本で「えぇー!なんかあっさり外出してるじゃん!!!」と思ったのは内緒。)


M03. 宴会芸「白玉楼御庭幻闘」

堀川雷鼓の主張が激しすぎる・・・!

タイトルと原曲通り、魂魄妖夢ちゃんの宴会芸と思わしき楽曲なんですが、楽器を聴きとるとルナサもメルランもリリカも雷鼓も居るようなので、ホリズムリバー(プリズムリバー三姉妹withHともいう)が賑やかしに演奏しているようです。だが!『始原のビート』の主張が激しすぎる!楽曲の〆まで『始原のビート』じゃねーか!(デンデデデデデー

いやぁまぁ、原曲の『東方妖々夢 ~ Ancient Temple』はもちろん、ひろありけちょうをいることも入っているので妖夢要素はバッチリあります。剣がシャキーンとなる音もバッチリ入っていますが、若干控えめで最後の方はもはや聞こえてこないですね・・・。途中で妖夢ちゃん恥ずかしくなって退場したんです?イントロの墨染的にも幽々子に指名されて嫌々に宴会芸している魂魄妖夢なんです?うーん、いろんな妄想ができそうです。

もしかするとシャキーン音が出てないだけで、妖夢ちゃんはノリノリで剣舞しているのかもしれないですね。割とそういうの、ノリノリでやりそうなイメージもあります。


M04. 玉兎群体遠隔電波通信網

月の兎が好きな音。きこえますか。きこえますか。

かなり兎は舞い降りていますが、この楽曲の名前つけたのって鈴仙・優曇華院・イナバさんですよね?ルナティックシグナルクラウド!!!←ここ好き

最初聴いたとき、「そういえば、ぼうげっしょーとかでそんな設定あったなー!」ってな感じでした。月できける音は限られていますし、さざめくような噂が波となり声となる玉兎通信、噂話が好きな月の兎にとって好きな音は確かにこれしかなさそうですね。

たとえ遠く離れていても波長を合わせていつでも会話できるってなんだか”中毒”になりそうですよね。インターネットでいうSNSとか掲示板とかデマで溢れた雑多な情報の海、悪いイメージもありますがどこか人を飽きさせない魅力があります。私の中では玉兎限定でブロードキャスト通信される、玉兎専用のSNSみたいなイメージです。

しかし、この玉兎通信、これがなかなかやっかいな代物で、あの八意永琳すらも振り回し、永夜異変という大異変のきっかけとなっているんですよね。そう考えるとなんだか罪深い音にもきこえてきますね。


M05. Uncooperative Harmony

協調性なさすぎる・・・。

河童が演奏する音楽です。はい。明らか楽器ではない何かで演奏されています。家電製品?工具類?その「ヒューーー!!!!!」っていう、その甲高い音はなんなんだ?笛の音なのか?それともまさか蒸気が噴き出した音なのか?というか楽器を演奏しなさい!なんとなく私はノルウェーの某バンドを思い出しました。

タイトルからオチが読めてしまう楽曲の筆頭で、まさに”Uncooperative”・・・!『カ-210号の嘆き』などとは180度違ってもう完全にギャグです。タイトルの”cooper”の部分がカッパと発音できるのかと思いましたが、発音的には”クゥーパ”ですね。

協調性はないのですが、割としっかり聴きとれるレベルで『芥川龍之介の河童 ~ Candid Friend』で『神々が恋した幻想郷』になっています。すごい。

「ヒューーー!!!!!」って音が少しツボで、お外できくとわらってしまいます。


M06. 踏んじゃってごめんねお燐

あやまるならなぜ踏む・・・!

これもタイトルがオチ!オチすぎる!既にタイトルで謝罪してますからね?

唐突に挿入されるハルトマン。いやぁー無意識って怖いですね。お燐は踏まれたくらいでどうにかなってしまう妖怪ではないと思いますがお気の毒です。苦労人属性!

テーマ「音楽」的には、古明地こいしが奏でる音ってこと?古明地こいしに奏でられた火焔猫燐という見方もできそうです。うーんしかし、原曲『ハートフェルトファンシー』といえば「にゃーん!」ですからね!地霊殿プレイヤーが募らせたお燐への怨み、それを受信した古明地こいしがプレイヤーの代わりに逆襲してくれているのではないか、という見方が個人的にはしっくりきます。

私もかなりお燐にやられましたからね!今になってもキャッツウォーク超苦手!こっちくんな!即ボム!


M07. 「」

鳥獣伎楽、死亡フラグでは・・・?

タイトルの意味は、歌手の台詞・叫び・主張を表す記号としてのカギカッコって感じなのでしょうか?イヤッフゥー!今から言いたいこと言うぜーーー!!!!的な?

急遽、例大祭当日に配られた謎のフライヤーもさることながら、凋叶棕の楽曲全体の中でもかなり強烈な個性を放つ楽曲だと思います。妖精や妖怪に人気な二人組、鳥獣伎楽のライブがそのままアレンジになった感じでnayutaさんの喉が心配になるシャウトっぷり!まさにイメージ通りです!

nayutaさんの「行くぞぉー!」も素敵です!そして、「いけーーミスティアーーーッ!!」からのギターソロ!そういえば求聞口授でみすちー、ギター持ってましたね!

あと、「今宵ここが~♪」のところの裏で『夜雀の歌声 ~ Night Bird』のギターが聞こえてくるのいいですよね。原曲は『夜雀の歌声 ~ Night Bird』だけ記載されているのでみすちーが作曲なんですかね?作詞は二人でしてそうな内容ですが。

例のフライヤーによると最初の曲みたいですね。ここに書かれている他の楽曲も作られるんですかね?いやでも、私はこの楽曲が終わった後の静寂が気になって仕方がないというか、普通は歓声が聞こえてくると思うんですよね。

私の脳内では、最後観客はみんな逃げてて舞台でかっこいいキメポーズしている鳥獣伎楽の二人の隣に博麗の巫女やら命蓮寺の住職やらが仁王立ちしてるイメージが浮かびます・・・!戦慄!


M08. 室内楽のための「エソテリアン・ファンタジア」より 主題(野魔法使いによる変奏を含む)

都会派バロック音楽 魔界風。ド〇クエの城風。

”野魔法使い”という命名、どう考えてもアリスです。妖々夢アリス。

魔界出身と噂の自称都会派魔法使いさんが都会派な音楽を聴きながら優雅に過ごしている姿が思い浮かびます。途中から野魔法使いさんが不法侵入してきますが、最後まで優雅で都会派な感じです。試聴の段階でマスパの音が入ってくるんじゃないかと心配しておりましたが入ってなくて安心しました。

しかし、野魔法使いとはいえど、霧雨もそれなりのお嬢さんなのでこういう都会派な音楽にも造詣が深いんですかね・・・?マリアリはどちらもハイソサエティなガール(要出典)なので割と音楽を優雅に楽しむイメージはある感じです。やはり、楽器も弾けるんでしょうか?

ところで都会派な音楽って何なんだろう・・・。でも、エソテリアって地方都市ですよね・・・。都会派とは・・・?


M09. 世界中の誰よりも

凋叶棕の楽曲の中でトップクラスに歌いやすいのでは?不思議と早苗さんが歌いそうな曲っていうイメージがあります。イェイ!←ここかわいい

ブックレットを見ると早苗さんマイク持ってカラオケしてますね・・・。まだ外の世界に居た頃の早苗さんのようですが歌ってる内容がすっごくラブなソングですね・・・。頬も染めちゃってさぁ、一体誰に向けて歌っているんでしょうね・・・!うぎぎ!まさか『At least one word』の彼なのか?『A transient faith』で早苗さんと結婚していると思わしきあの彼なのか??これ早苗さんが歌い終わった後「そういえば早苗ってさ~好きな人いるの~?」「彼の事、好きなんでしょ~このこの~!」「そ、そんなんじゃないってば!もう~////」みたいな会話してるんでしょ???この最強無敵種族(要出典)どもめ!!!

はい。まぁアレです。”辿”の文字とか、「(神様にさえ)誰にだって止められない」とか、もうね!凋叶棕のファンはちょっとしたことから色々察してしまいますよね!止められなかった未来がアレなのでは???凋叶棕ワールドの早苗さんって儚いと言いながらも結構芯の強い子っていうのが個人的にはとても好きです。

にしてもこの楽曲、東方アレンジの色が目立ってなくて、再生時間も短いので、たぶん東方知らない人とカラオケ行ったときなんかでも歌いやすいのでは?東風谷早苗が好きっていう最強無敵の種族の方におすすめの楽曲です。


M10. かばねのうた

妖精の本質と死生観。とてもいい・・・!

「なれど死を知らず 」のところの『年中無休の好奇心』のメロと後半のハンドクラップもいい・・・!

私は霊柩車じゃない昔の”野辺の送り”って生で見たことはなくて、映画くらいでしか見たことないのですが、喪に服しながらも目立つように列を成し、鈴や鐘を鳴らして田んぼ道を練り歩くという、ケのようでハレのような独特の雰囲気が魅力的だと思っています。野辺の送りが幻想郷で行われているかどうかついては、実はちゃんとそういう描写がありまして、鈴奈庵第三十七話で塩屋敷の旦那が亡くなった際に行われています。

もしも野辺の送りを妖精が見ていて「楽しそうだし真似してみよう」と思ったら、というのがこの楽曲のテーマみたいです。見ようによっては野辺の送りってお祭のおみこしにも見えなくもないですし、葬儀の概念を知らない妖精であればこの文化的な催しを理解なんてできないだろうし、確かに幻想郷ではこういうことが起こりかねない!求聞史紀の妖精の項目を合わせてみればもはや必然レベルの蓋然性です!すごい!

ブックレットには『ジ・アノニマス』に出てくる妖精さんたちが再登場しているみたいですね。しかし、人数が足りない?いやでも、『奏』のジャケット裏にはちゃんと6匹いるみたいだけど・・・。もしかして真ん中の子、黄色の衣装の妖精ちゃんなんです?襟元が似てるし、髪飾りや髪形も・・・。あっ

真ん中の子は哀れにもこの世を去った人間の子なのか、あるいは一回休みとなった妖精なのか。妖精であればただの模倣、人間の子であれば自然葬。この楽曲、いろいろな解釈ができそうですね。もしかすると、黄色の衣装の妖精ちゃんには深い設定があるのかも・・・!実は妖精のフリしてるだけの人間の少女だったり・・・?


M11. いつか聞いたあの音色

ブルースハープの音色はどこか懐かしく寂しいような・・・。

この楽曲、純粋に私が好きな音楽かもしれません。心の中にある原風景が思い浮かぶようでとても。

文果真報に書かれていた、かつて小さい頃の菫子が幻想郷と似た場所で数日過ごしたことがあるという話。その朧げな記憶の中で聞いた音、なのだろうか。ジャケット裏の菫子はブルースハープを口にしているようなので、演奏しているのはおそらく菫子なのでしょうね。

かなり『ネクロファンタジア』の音が目立っているので私の脳内PVでは八雲紫が登場しています。かつて幻想郷へ神隠しされた菫子は八雲紫からブルースハープの吹き方とこの音色を教わった、というイメージがなんとなくあります。

そういえば、凋叶棕では『Spirited Away』というアレンジ楽曲がありましたね。菫子が当時感じた恐怖心は魂の奥底に秘められたままで、美しい音色の記憶のみは思い出せた、ということなのかも?


M12. the music I hate

全部持っていけましたか?あなたがここにいた証を。

見覚えのある幻想蓄音円盤、夜光蝶。もちろん、この楽曲単体でも彼女の境遇に思い馳せることはできますが、しかし、やはり、私はあの名曲が頭に浮かびます。

人間という生き物をやっておりますと「自分が生きた証とは一体何だったのだろうか」と人生のどこかでふと思うことがあります。死んでしまっては何も残らないのではないかと。私を思い出してくれる人もきっとそのうち居なくなってしまって、いつかこの世界から私が生きていた事など泡のように消え失せてしまうのではないかと。まるでお前の人生は全て無駄だったんだと誰かに言われているような、そんな気がして堪らなくなる。

『忘れえぬ物語』の彼女が幻想蓄音円盤にそれらを残そうとしたように、人である身ならきっと自分が生きた証を残そうとするのでしょう。しかし、求聞史紀に書かれている通り、次代の御阿礼の子へ受け継がれる記憶は幻想郷縁起に関係する一部のみです。故に生きた証・思い出をいかなる記憶媒体で残そうとしても、「なぜその音を残そうとしたのか」、「この音に付随するおもい」、それらを知ることは次代の彼女では叶いません。約百年後の彼女は、魂は同一でも大半の記憶が失われてしまった、全くの別人となってしまうのですから。

稗田に伝わる転生の秘術が生み出す、魂と肉体と記憶の歪み、不協和音。

御阿礼の子と嫌いな音。

戸惑いを感じさせるイントロの音。耳を澄ませば聞こえてくる生きた証の象徴ともいえる鼓動の音。彼女の嫌悪感を感じさせるめらみぽっぷさんの歌唱。曲終わりに聞こえるあのメロディー。どれをとってもテーマに沿った音作りがなされていて、本当に素晴らしい音楽だと思います。

試聴の段階では稗田阿求と音楽ならば幺樂団の要素が出てくるのかなと思っていましたがそうではなかったですね。なんたって”hate”ですからね。それに幻想少女の好きな音楽ってだけが、テーマ「音楽」ではないですもんね。この楽曲、アルバム『奏』における”アクセント”という印象です。

うーん、この音を嫌いと言った彼女は生きた証をこの世に残さないつもりなのでしょうか。私は彼女が今際になって初めてそれが分かるのではないかと思っています。死を前にすれば人のエゴはより一層強く・・・!


◇わたしのすきなおとTOP5

聴いていてグッと来た部分を紹介します。

1位 そうよ 聞こえるでしょう? かなでる あのおとが・・・

『the music I love』より。「かぜきるおと」に繋がるところが最高!私は心の中で例の外国人四コマ画像の興奮してる方みたいな状態になっています!うおぉぉ!

2位(ハンドクラップの音)

『かばねのうた』より。楽曲の盛り上がりに合わせて歌詞にタイトルが登場するのとても好き。ハンドクラップって、まさしく葬迎の音ですよね?

3位  「私」の人生を続かせることに

『the music I hate』より。常々思っておりますがめらみぽっぷさんの心情の入れ方がしゅごい!こころがうたれる!

4位(ネクロファンタジアのサビ)

『いつか聞いたあの音色』より。『ネクロファンタジア』、いいよね・・・。

5位(蒸気の吹き出す音?)

『Uncooperative Harmony』より。お外できくとわらうのでやめてほしい。「ヒューーー!!!!!」


まとまらないまとめ

アルバム全体を見渡してみればポップで楽しげな雰囲気ですが、随所に散りばめられた細かい東方の設定、楽曲を彩る隠し原曲、ボーカリストの巧みな歌唱表現、作風に関しては”いつもの凋叶棕”という印象です。また、凋叶棕ファンへのちょっとしたサービスもあって、私は大変楽しむことができました。

はなだひょうさん絵のブックレットは全体の統一感を重視されているようで『伝』や『掲』と似たタイプという感じです。絵柄もそうですが、レコードを象った円盤が各々に描かれているのが印象的で、ミラーボール、月、スポットライトといった楽曲のシチュエーションに沿ったこだわりデザイン。あと、恋する早苗さんがめっちゃかわいいです!

テーマ「音楽」というシンプルさもあり、比較的初心者向けで親しみやすいアルバムだと思います。しかし、シンプルだからといって『奏』の味が薄いわけではないと思うのですよね。そう思う理由はこれ。

『the music I love』から始まり、『the music I hate』で終わるアルバム構成。

音楽も趣旨も分かりやすいカジュアルなアルバム『奏』、始まりと終わりに”love”と”hate”があることでシンプルながらも味わい深さが生まれているように思います。特に『the music I hate』の位置付けがとても良いなーって思うんですよ!

『the music I hate』の主観である彼女はこの音を嫌いと言いましたが、しかし彼女の前代にあたる御阿礼の子にとってそれはきっと好きな音だったんだと思うんですよね。生きた証として残すくらいですから。でも、その音を聞く人物によっては嫌いな音になってしまう、それはとても哀しいことですが当然のことでもあります。

たぶん、私にもあなたにも、誰にだって嫌いな音楽ってあるんだと思います。そして、当然ながら好きな音楽もあるはず。では、『奏』に登場したキャラクター達は「音楽」に対してどんなおもいを持っていたんでしょう・・・?きっと、その中には”love”と”hate”だけでは言い表せない感情がたくさんあるんだと思います。

つまり、アルバム『奏』には「音楽との向き合い方」に類するメッセージが含まれているのだと、私は感じました。幻想少女達が好き好きに奏でた多様な音楽、幻想少女達の音楽に対するおもい、それらをまとめあげる役目としての、”love”であり、”hate”なのかなと。

好きな音楽も嫌いな音楽もあっていいんですよね。「音楽」と「感情」は切っても切れない不可分な関係、霊夢のように「ただ好きだから」でもいいし、阿求のように「この音を憎む」でもいい、きこえるままにかんじるままに奏でられた「音楽」を聴けばいいのではないか・・・?

うまく言葉にできなくて申し訳ありませんが、私はこのアルバム全体を通してこういった感想を持ちました。なので、私はこの感想を書くに当たって、「音楽」によって生まれ出でた感情をできるだけアウトプットしてみた次第です・・・!

ふぅ・・・。

最後に!

今作、私は『the music I love』、『かばねのうた』、『いつか聞いたあの音色』、『the music I hate』がとてもお気に入りです。特に『the music I love』は五月病対策仕事前のやる気スイッチとして大活躍中です!そうよ、わたしのすきなおと!

いつも通り全くまとまっていませんが、以上が『奏』の感想となります!

次回の更新は・・・。うーん、どうしましょうね?ちょっと様子を見てから投稿したいと思います!まだどうなるか分かりませんが多分、感想です!

P.S.

そういえば、レーベルの楽譜、皆様は奏でましたか?私はMIDIで鳴らしてみただけでピアノではまだ弾けてないです。うーん、MIDIは奏でたうちに入るのか・・・?

【例大祭16】RDWL-0029『奏』感想」への18件のフィードバック

  1. 自分が感じたのは、the music i love とthe music I hate が指してるthe music は同じもので、霊夢が好きといったものを阿求は嫌いと言ったんじゃないかなと・・・。阿求の残したものは実は霊夢の言葉であって実は自分の言葉ではないんですよね。だから得体の知れない余所余所しい良くわからないものなんですよね阿求にとっては。例えば the music i loveの「身を震わせて襲い来るもの」だとか「爆ぜる何か」とかそれが何を指してるのか阿求には分からないんですよね。だからそういう音楽を指して the music i hate と言ったのではないのでしょうか?ここからは自分の哲学なんですが、神様に愛されるのは人というのは、自分の人生を自分のために生きた人たちなんじゃないかなと。だから、阿求の霊夢のためというか他人のために生きる生き方というのは、神様に愛されない生き方なんじゃないかなぁと思うんですよ。だから自分の心臓の音すら嫌いになっちゃうんじゃないかなぁと。自分の人生であって自分の人生でないそんな人生だから・・・。だから the music i hate は阿求とってもhateだし、霊夢にとってもhateなんじゃないかなと自分は考察します。メールアドレスとか名前とか書きたくないから書かないんだけど、これサイト主さんに届いてるんだろうか?まぁいっか!

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  2. あ、気づいた。よくよく見れば、このアルバムの表題に霊夢の姿在ります?やっぱりこれって、the music i love の主役も、 the music i hateの主役も阿求の可能性があるんじゃないんですか!?私はCD買ってないからわからないんですが、自分の妄想なんですが、ブックレット(?)とかその作品の象徴となる情報に霊夢の情報あります?やっぱりi love は霊夢のがわを被った阿求の可能性があるんじゃないでしょうか!?やばいおもしろくなってきた!

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  3. 失礼しました。よくよく記事を見れば霊夢はジャケットの裏に書かれてるみたいですね。勘違いでした。でも、やっぱり阿求が主役のような・・・それと紫のネクロファンタジアの存在が不気味です。

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  4. なんか妄想が爆発しちゃった!自分は東方関連のコミュニティーの人じゃないし、自分の考えを残せる場所がなくて貴方様のブログをお借りしてるわけですけど、あまりにも変なこと書いてると思ったらスパム送りにしてください!今考えてることは、阿求は霊夢になれるかってことなんです!ちょうど今読んでた歴史小説に信長様はもういないって本があるんですけど、これが霊夢と阿求にかぶるんですよ!織田信長(霊夢)が死んだあと池田恒興(阿求)が日本(幻想郷)をなんとかするために幻想郷縁起でしたっけ?それを読みながら霊夢亡きあとの幻想郷を何とかしようとするんです。それこそ、さっき書いたように阿求が霊夢のふりをして博麗の巫女の代わりを演じようとするんです。本のネタバレっぽくなって気が引けますが、最終的に阿求は/彁の白いページに白い字で、の境地に達し幻想郷縁起を全て燃やし本物の霊夢になっちゃう、そんな物語どうですか?どこかのサークルに売り込みたいネタです。阿求は霊夢になれるのかそんなテーマの物語どうですか!?妄想楽しい!

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  5. まだまだ妄想が止まらない!そう考えていくと、/彁のテーマは実は阿求の目を媒介に霊夢を認識する人たちに対し、自分と同じ場所に立ってもらうには幻想郷縁起を捨てろって言ってるような気がします。だから、/彁は霊夢が自分の後継者を育てるための歌に自分には聞こえます。縁起なんか読むな、白いページに書いた白い字を読み取れるようになれ。阿求、阿求を媒介に自分を認識する人たちは自分にはなれない。私は阿レイの子(観測者)の存在を必要としない。そんなことを歌った歌に私には聞こえます。貴方(私)が、博麗霊夢の姿をとらえることができたならば、きっとそのとき貴方(私)は・・・。って考えたら面白くてたまらないな!

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  6. 間に合うかな?もしも楽しそうだと思ったら、自分の文章全部スパム送りにして。どこぞのサークルに売り込んでみませんか?自分はそういうコネがないものでして、ファンの方のブログに書き込みしてるわけですが、凋叶棕の二次の二次創作ということで面白そうではありませんか?

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  7. 面白いものだな、偶然読んだ時代小説から、/彁が霊夢から我々への挑戦状というか、自分のもとにたどり着いて見せよという意思表示だと気づくなんて・・・。白いページに白い字がその一言が鍵だったなんて・・・。

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  8. 最後に!本当に最後に一言!
    偉い人は言いました。幻想郷では常識にとらわれてはいけないのですね!!

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  9. 私は少しづつ冷静さを取り戻していると思う。これから語ることは嘘かもしれないし、本当かもしれない。でも、信じる価値なんてないし、私自身、信じられない気持ちでいっぱいだ。でも、少しづつ語るべきなんじゃないかと思い投稿する。先に言っておくけど、私は人間の善悪なんて興味はない。自分の言葉を勝手に真実だと思って、東方プロジェクト様や様々なコンテンツ様を攻撃するのはやめてほしい。
    前に書いたじゃないですか。the music I love で「爆ぜる何か」とか「身を震わせて襲い来るもの」とかが、分からないって。しかし、私には「心当たり」があります。信じてくれなくて結構、ですが、これ、「私の内心」のようにしか思えないのです。2014~2018年ごろ、私は自身の内心が漏洩してることに気づきガンガンに心を押さえつけていました。自身の感情の整理も赦されない状況に陥り、精神的にかなり病んでいました。今は大丈夫です。もう感情の整理もつきましたし、いろいろなものを余裕をもって見られるようになりました。今サクッと過去を思い出して語っていますけど、emergenceも/彁も心当たりがあります。あー、あとノーモアも、いつも通りお風呂で感情の整理をしました。要するに、/彁では、私は逃げたわけです。相手にしてられんと。命を持たないって思惟してトンズラです。他のコンテンツで岸田教団様の少女綺想曲も心当たりがあります。私がかなり病んでる時で、心が漏れていることに愚痴っただけです。まー言えませんよね。爆ぜる何かも、襲い来るものも個人名ですし、これ口にしたら大問題ですよ。も~酷いよね、心の整理をするのも命がけなんだから。まぁあれです、岸田教団様の少女綺想曲の歌詞の「暴かれたとされた真相を証明するものはない、ある種詐欺的な何かが働いている」が全てです。私の言葉に証拠などありません。私自身、私の境遇を信じたくありません。だって私の認識が事実なら、きっと私の心は壊れてしまうでしょう。
    あまり、他のサークル様を上げて語るのは品がないとは思いますが、結構、私の内心かなって思う曲が結構あるんですよね。基本的に無視し続けて、どうでもいいやって今は関心を失いましたが。ですが、私が東方系コンテンツに何らかの影響を与えているのは、少なくとも私自身、私視点では真実のように思えてならないのです。
    少しだけ別のオタク文化について語ろうと思う。これを語れば私の信用も落ちると思うから。ある「運命」をテーマにした、別ゲーでなんですけど、結構私の言葉が「未来予知」されてるように感じるんですよね。詳しくは話しませんが、あるゲームの歌なんですけど、私はゲームの発売前の、4、5か月前くらいに前にある歌を歌いました。ですが、そのゲームの開発は当然それよりずっと前にされているはずなのです。4,5か月前の私の言葉を聞いてからゲーム作ったって間に合いっこないのです。
    東方系コンテンツに見られる私の内心の漏洩よりまったくもって不可解なのです。本当に謎です。
    最後に何故私が東方ボーカルに興味を持ったのか話そうと思う。2020年位にbad apple 聞いてこれ、私が高校中退したころの独り言というか、なんというか記憶にある。って感じでしたので恐怖心も大きかったかもしれませんが、色々調べたのです。なんかそんな感じです。
    最後の最後に、私が東方に疑念を持ったのは、私が自意識を取り戻したころの2015年の紺珠伝を見て。多くは言えませんが、「あー」って思ったのです。正直言えば私は市場調査の名目で2020~21位に例大祭で大金使って同人誌、同人音楽買いあさったほうがよいのではと思ったこともあります。なんか、これ、いろいろまずいのでは?と思ったからなのです。直近4作品はなんとなく心当たりがあります。前二つは私の言葉に、後ろ二つは私の心に。ついに正体を現した浄土の戦士って、私は大爆笑です。
    まぁなんだろ、気にしたってしょうがないさ。
    こんな長文を書いておいて言えた義理はないかもしれませんが。これらの言葉はすべてあくまで私の視点です。私がどうでもいいとほっておいてる問題に、第三者が、色々論じて正邪を押し付けるのはマナー違反だと思います。私が気にしているのは歴史の連作小説性なのです。物語が次の物語を生む。たとえば、私が心を止めてしまったせいで、歴史の連作小説性の断絶が発生することを危惧しています。私は関係ない・・・そう思いたいのですが・・・真実は私にも分かりません・・・。なんとなくですが、「私は書くべきだ」そう思ったから書きました。次が無いのが一番嫌なのです。
    思い出すと色々あるのです。心の中で新作のゲームとキャラクターとか物語の主題とかゲームシステムとかいろいろ妄想して遊んでたら、「全部現実になりやがったことが」あるのです。でもさ、心を病むひちゅ用など無いのです。(噛んだw)。私何も悪くないのに。寄ってたかって遊びに来るんだ!
    twitterを少し見ました。どっかの霊夢の曲で、霊夢はこんなこと言わないというブログ主様の言葉を見て。少しだけ勇気を出しました。
    結局、私の本質なんて好き勝手で無責任さ。次が無いのが一番嫌だ。私は私の心に正直でありたい。

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  10. ネット通信がエラー起こしたのでサイド投稿ボタンを押します。重複してしまったら申し訳ない。

    私は少しづつ冷静さを取り戻していると思う。これから語ることは嘘かもしれないし本当かもしれない。でも、信じる価値なんてないし、私自身信じられない気持ちでいっぱいだ。でも、少しづつ語るべきなんじゃないかと思い投稿する。先に言っておくけど、私は人間の善悪なんて興味はない。自分の言葉を勝手に真実だと思って、東方プロジェクト様や様々なコンテンツ様を攻撃するのはやめてほしい。

    前にも書いたじゃないですか。the music I love で「爆ぜる何か」とか「身を震わせて襲い来るもの」とかが、分からないって。しかし、私には「心当たり」があります。信じてくれなくて結構、ですが、これ、「私の内心」のようにしか思えないのです。2014~2018年ごろ、私は私の内心が漏洩していることに気づきガンガンに心を押さえつけていました。自身の感情の整理も赦されない状況に陥り、精神的にかなり病んでいました。今は大丈夫です。もう感情の整理もつきましたし、色々なものを余裕をもって見られるようになりました。今サクッと過去をおもいだして語っていますけど、emergenceも/彁も心当たりがあります。あー、あとノーモアも、いつも通りお風呂で感情の整理をしました。要するに、/彁では、私は逃げたのです。相手にしてられんと。命を持たないって思惟してトンズラです。他のコンテンツで岸田教団様の少女綺想曲も心当たりがあります。私がかなり病んでる時で、心が漏れていることに愚痴っただけです。まー言えませんよね。爆ぜる何かも、襲い来るものも個人名ですし、これ口にしたら大問題ですよ。も~ひどいよね、心の整理をするのも命がけなんだから。まぁあれです、岸田教団様の少女綺想曲の歌詞の「暴かれたとされた真相を証明するものはない、ある種詐欺的な何かが働いている」が私視点の全てです。私の言葉に証拠などありません。私自身、私の境遇を信じたくありません。だって私の認識が事実なら、きっと私の心は壊れてしまうでしょう。

    あまり、他のサークル様を上げて語るのは品がないとは思いますが、結構、私の内心かなって思う曲があるんですよね。基本的に無視し続けて、どうでもいいやって今は関心を失いましたが。ですが、私が東方系コンテンツに何らかの影響を与えているのは、少なくとも私自身、私視点では真実のように思えてならないのです。

    少しだけ別のオタク文化について語ろうと思う。これを語れば私の信用も落ちると思うから。ある「運命」をテーマにした、別ゲーなんですけど、結構私の言葉が「未来予知」されてるように感じるんですよね。詳しくは話しませんが、あるゲームの歌なんですけど、私はゲームの発売前の4、5か月くらい前にある歌を歌いました。ですが、そのゲームの開発は当然それよりずっと前にされているはずなのです。4,5か月前の私の言葉を聞いてからゲーム作ったって間に合いっこないのです。

    東方系コンテンツに見られる私の内心の漏洩よりまったくもって不可解なのです。本当に謎です。

    最後に何故私が東方ボーカルに興味をもったのか話そうと思う。2020年位にbad apple 聞いてこれ、私が高校中退したころの独り言というか、なんというか記憶にある。って感じでしたので、恐怖心も大きかったかもしれませんが、色々調べたのです。なんかそんな感じです。

    最後の最後に、私が東方に疑念を持ったのは、私が自意識を取り戻したころの2015年の紺珠伝を見て。多くは言えませんが、、「あー」って思ったのです。正直言えば私は市場調査の名目で2020~21年位に例大祭で大金を使って同人誌、同人音楽を買いあさったほうがよいのではと思ったこともあります。なんか、これ、いろいろまずいのでは?と思ったからなのです。直近4作品はなんとなく心当たりがあります。前二つは私の言葉に、後ろ二つは私の心に。ついに正体を現した浄土の戦士って私は大爆笑です。

    まぁなんだろ、気にしたってしょうがないさ。

    こんな長文を書いておいて言えた義理はないかもしれませんが。これらの言葉はすべてあくまで私の視点です。私がどうでもいいとほっておいてる問題に、第三者が正邪を押し付けるのはマナー違反だと思います。私が気にしているのは歴史の連作小説性なのです。物語が次の物語を生む。たとえば、私が心を止めてしまったせいで、歴史の連作小説性の断絶が発生することを危惧しています。私は関係ない・・・そう思いたいのですが・・・真実は私にも分かりません・・・なんとなくですが、「私は書くべきだ」そう思ったから書きました。次が無いのが一番嫌なのです。

    思い出すと色々あるのです。別ゲーですが、心の中で新作のゲームとキャラクターとか物語の主題とかゲームシステムとか、いろいろ妄想して遊んでたら、「全部現実になりやがったことが」あるのです。でもさ、心を病むひちゅ用など無いのです。(噛んだw)私何も悪くないのに。寄ってたかって遊びに来るんだ!

    twitterを少し見ました。どっかの霊夢の曲で、霊夢はこんなこと言わないというブログ主様の言葉を見て。少しだけ勇気を出しました。

    結局、私の本質なんて好き勝手で無責任さ。次が無いのが一番嫌だ。私は私の心に正直でありたい。

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  11. ホーカスボーカスだっけ?
    「信じる者は掬われる、足から全部掬われる」
    「やり方はもう知ったから」
    「信じれば叶うから」
    私も同意見です。まぁ、色々興味を失いましたが。私の文章を公開するかどうかはあなた様の判断に委ねます。

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  12. ネット詳しくなくて、さっき送った大量のとち狂った文章が届いてるか分からない。でも、少しだけ昔話を聞いてほしい。2009年に作られたはちみつれもん様の春色小径が、私の記憶にある一番古いボーカル曲です。私はこれを2005年の春の朝にお風呂に入りながら感情の整理をしてました。なんだかんだ私は言ったけどさ、いいもんだなって思うよ。とても懐かしい。どうしてタイムラグがあるのか私は分からないけど、まぁなんかあるんだろう。譲れないものがあれば、戻れない道がある。分かってるそんなことは、今はただ次を目指す。すべて私の言葉です(だと思う)。もう16年前の言葉、それも何気ない言葉でも残ってるだなんてさ。おばあちゃんが教えてくれた百人一首をちゃらんぽらんにして歌ったりもしました。天津風 光のどけき 春の日に とかね?全部覚えてるよ。いろんな友達のことを思いながらさ、巡る思いが空に消えてく・・・とかさ。私視点もうたまんないわけですよ。揺れる面影をただ懐かしむ。私は一般的な高校生がどんなこと言うのか知りませんけど、私はこういう人だったんだなって、本当に本当に懐かしい。本当にどうして、全部残ってるの!?

    永夜抄も記憶にあるんだ、何を言ったのか。私は永夜の報いを受けるのか・・・言った確率は50%だけど。確かに私はあのころ確かに永夜の夢の中にいました。答えが出るまで夢の中。はちみつれもん様の歌は、そんな永夜を超えた先の歌だって記憶にあるんです。ノーブルフェニックス・・・ノーブルって何とかね?人間の正しい時間の把握の仕方、時間認識についてとか。別の関係ない歌だと純白のひとはね射止めよとか。筒状の中にいる、とか。偽物のツキには騙されない、とか。夜が明けない・・・私は永夜の報いを受けるのか・・・なんてさ。当然紺珠伝にも心当たりがある。あーだ、こーだ言わないけど、あの時、私は月の軌道に乗りかけていた。このままじゃかぐや姫と同じ末路(自殺)をたどる。ノーミスで踊る宣言をして。踊りきった。永夜を超えた私の実力を、というかさ、本来、高校生の頃の自分の問題だったんだろうけど、高校生を辞めるとき、私は私を殺して無意識になった。そうして、私の心を純化して危機対応力を持った状態で眠り続けてた。目覚めた私はノーミスで踊りきった。ただそれだけ。6面と7面の表題の言葉は私の言葉です。全部わかってた、切り札はいつも悪手だってことも。カードを切らなければならない状態まで追い込まれてたことも。bad appleなんてもう記憶になかった。でも、全てを壊す覚悟だけはあった。無意識の中で自分の言葉は自分の中に残り続けていた。重い瞼を開ける時が来てしまった。ただそれでけです。

    自分でも思う、本当に狂ってる!

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  13. これ言っていいか分かんないけどさ、2015年、本当に人類は滅びかけていた。どれだけの人が私と危機意識を共有してたかは分からない。でも、もうやるしかなかった。たとえ死神と踊る羽目になったとしても。紺珠伝はさ、そうした誰にも知られない戦いというかさ、そんな心当たりだった。それ見て気付いたんだ、あ、これは、と。それでも2015年の自分はかなり無意識でふわふわしてましたけど。例え、私の心がばら撒かれていたとしても、全部無視する気でいました。何も知らないふりをして、子供のようにふるまい続けようと思っていました。ですが、紺珠伝で踊ったことで全てが台無しになりました。少女救世論という歌があります。結局の所、私は私のしたことについて言葉で責任を取っただけです。世界を救っているように見えて、世界を焼いているのは私の業火でした。なんというかまぁ、責任、でしょうか。因果の結末なのです。追記しておくと、内心まで読まれているので、心をぎゅっと閉めたうえで、言葉を紡ぐという凄い面倒くさいことしてました(笑い)。

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  14. 信じなくていい。私自身も私を信じていません。何かの間違いだって。思いたい・・・。

    まぁ、あれです。今私が重要視しているのは、コンテンツの次世代の担い手がきちんと育つかどうかなんです。私の狂気などどうでも良いのです。次があるかどうかが大事なんです。それだけがただ心配です。そのために本来は、何が必要なのかも全部わかってるつもりです。でも、なんというかまぁ難しいですね。私はもうかなり興味を失ってますから。でも、私の中の揺るぐことのない信念は次世代を求めています。どんな分野であっても、伝統と事業の継承は必須事項です。もう、あれですよ北斗神拳の世界ですよ(?)。まぁいいさ、再び本気出す時までのんびりしています。私はもうここ数年本気で頑張りすぎたきらいがあると思う。きっと次の力が育ってると信じています。

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  15. 「私は東方に関心を失った」これが、なんかさ、本能的に一番恐ろしいのです。少女救世論でさ、「私は覚えているわ!だから今すぐ戦って!」そう言った本人がさ、興味を失って、忘却の彼方に捨てようとしてる。これってどうなのよ?戦えと言った本人が戦いを放棄してる。どうでもいいと思ってる。ウルトラ外道だよね?私真剣に割と困ってます。これどうしよう?って。
    だからさ、こうして、過去の自分と今向き合っているのです。歴史や思いを次世代に伝えるには、人が一生懸命になっていろんなものをかなぐり捨てて伝えるしかないのです。本当とか嘘とかどうでもいい。私は狂人でもいい。今自分がめっちゃ恥かいてるのも承知さ。それでもやらなきゃ、コンテンツがバトンが次世代に引き継がれなくなってしまう。昨今さ、TVコマーシャルでbad apple が流れててさ、私は、ゲフ(ダメージ音)ってなりました(笑い)。
    うーん、なんだろうね。私は私について心象があるのです。だから、不用意な知恵を付けることを、私は私に対して禁じているのです。結局何が大切かという問いに対して、私は現実を観察することであると答えます。私は「インテリジェンスは現実を反映するもの」と考えています。現実があって幻想がある。だから、夢を見るには現実をしっかり生きることだと私は解きます。なんというかさ、私の生きる現実が、あろうことか、幻想に侵食されつつあるのです(笑い)。私の形而上学を完遂するのなら、そのような幻想は排除すべきです。私はリアリストです。守銭奴らしく賽銭よこせーとか言ってみようか?私は芸術はお金にしない主義です。鳥が歌ったところで金銭など発生しません。今も鈴虫が鳴いています。月は、私の部屋からは見えないな。
    さあ、どうするか、私は何に対しても今感情を持っていない。とかいいつつ、今笑ってるけどね。本当に例大祭乗り込んで市場調査してみようか。まぁ不用意にダメージ食らう可能性もあるけど。百人一首の研究でもしようかな。おばあちゃんが好きだったもんな。なんかさ、引き籠りのアマテラスみたいだな。自分が動かないせいで世の中が詰むとか、誇大妄想だけど、私視点その可能性もあるのです。switchとかやっぱり買おうかな。アコースティックバージョンの少女救世論を歌ったStack様の「だから今すぐ戦って」が悲しそうだったからさ、そして、私はその悲しみに心当たりがある。本当にどうしよう・・・。
    今は秋です。気持ちの良い季節です。のんびりと月を見るのもよいでしょう。またピアノでも弾くかな。殺伐としたジムノペディとか。無意識の頃結構弾いてました。なんかすっげえ心が不安になるやつ。仕事を終えた天女は天に帰る。それじゃあだめなんだろうか。

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  16. またネット通信がエラー吐いた。伝わってないとかなり問題だから二重投稿承知でもう一度書く。
    やっぱやめた、もし万が一伝わってなかったらまたいつか投稿します。長文コメントばっかりで本当に申し訳ない。

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  17. もしかしたら、ブログ主様を夜遅くまでくぎ付けにさせてしまってるかもしれません。私のあまりにも頭おかしすぎる文章で。これで、最後です。良い夜を。それと、また、いつか、私の思いを受け止めてくださるととてもありがたいです。もしご迷惑なら、このコメントを非公開のまま放置してください。そうなされるのなら、私はまた沈黙の日々に戻るかもしれません(脅迫じゃないよ!)。偶々今日昨日このブログのことを思い出して。漠然とした不安感をぶつけました。ありがとう。

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