【C94】RD-Sounds寄稿作品・凋叶棕三次創作について

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C94において、RDさんが寄稿された作品および凋叶棕三次創作について感想を書きました。今回は夏コミ1日目に一般参加させていただきました。とても熱かったです。ちなみにゲキノウタ / Feuille-Morteの感想については、fusetterに書いております。

本記事にはネタバレを含んでおりますので、ご注意ください。


夏コミについて

今回、久しぶりにイベントへ参加させていただいたのですが、やはりその、いいですね・・・。

土曜日はお仕事ということもあり夏コミ当日はかなり急ぎで会場を回っていましたが、ある時すれ違いざま、「宇佐見菫子が~」、「新作のジャケットが~」と聴こえてくる誰かの会話。

何気ない東方の会話に、何かを感じ、私は少し立ち止まり耳を傾けていました。

感じたのは嬉しさ、もしくは懐かしさ、それと少しの寂しさです。

同志が一所に集い、語らう交流の場。いつ来ても変わらぬ場所がここにあるのだな、と。独り感傷に浸っておりました。

信仰心が満たされたので、『まつりまつられ』を聴きながら会場を去りました。

RDさん、まだ列に人がいる状況でご挨拶していただき誠にありがとうございました。とても励みになります!

それでは前置きはこれくらいにして感想を書いていきます。


青雲アステロイド/小さな小さなビトレイアー


青雲アステロイド様によるナズーリン系東方アレンジ楽曲です。伴奏の編曲をRDさんが、作詞と歌唱部分の編曲をはーしぇんさんが自らされているとのことです。ボーカリストは凋叶棕でもおなじみnayutaさん。ナズーリンのイラストはきじまさんで、同サークルの過去作品『螢の日記』『神怪しき魔歌』でも絵を担当されていた方になります。

今後制作されるCDの先行頒布ということでダウンロードカードという形態です。カードにQRコードとURLが記載されており、そこからアクセスすると楽曲が楽しめます。

アクセスすると背景が魔界!そして歌詞がものすごく《当て字》!強い!

物語としての”歌詞”、心情表現としての”歌”といった感じで、それぞれが相互補完する形になっているのでしょうか。歌からは歌詞の読みが分かるだけではなく、ナズーリンの心情的な部分がはっきりと読み取れます。nayutaさんの歌声が実に悲痛な感じで耳に良いです。

ストーリーは原作『東方星蓮船』にて描写されなかった部分を補完するタイプの創作で、原作のストーリーに寄り添ったものとなっているようです。そういえば《狭い狭い幻想郷》ってセリフ、原作にありましたね。

この楽曲の主人公はナズーリン。彼女は毘沙門天より寅丸星を監視するように命を受けています。妖怪を毘沙門天の代理に据えるという聖の妙案、毘沙門天にとっては疑わしくもあったようです。しかし、寅丸星は優秀でした。慕っていた聖が封印された時でさえ、取り乱しもせず業務をこなしていたのです。

聖が封印された頃からかは不明ですが、彼女は無縁塚に建てた”掘っ立て小屋”の中で暮らしており、監視役という命がありながらも積極的には命蓮寺に居ることはないようです。なぜ彼女は”掘っ立て小屋”で暮らすのか、『小さな小さなビトレイア―』はそういった部分にフォーカスしているように思いました。

『東方星蓮船』は本編に至るまでの過去のストーリーでもう一本ゲームが作れそうなくらいには濃厚な設定があります。こういったバックストーリーに思いを馳せるのもおもしろいですよね。

本作、とても物語音楽だと思います!今後制作されるCDがどうなるか今からでも楽しみですね。

ところでダウンロードカードの適切な保管方法はなんなんでしょうね。名刺入れ?


東方スチームパンク/幻想浪漫飛行

メロンブックスより東方×スチームパンクをテーマとしたコンピレーションアルバム『東方スチームパンク』、凋叶棕からは書下ろし新曲『幻想浪漫飛行』を収録となります。なんとトリではなくトップバッターです。以下、引用は読み飛ばしてもいいです。

初めて人類が有人飛行をする前の話。とある公開実験が実施された。場所はヴェルサイユ宮殿。人間が空を飛ぶ世紀の実験にあたって、ある聖職者が意見を述べた。
「空は神の領域。人間が空を飛ぶなど不遜な行為である。踏み込めば忽ち神罰が下るだろう。」
発明者は提案した。人間ではなく、鶏とアヒルと羊を乗せようと。着陸した際に動物達が生きていれば、空に酸素がある事、そして神罰が下らない事を証明できると考えたのだ。
結果は大成功。約8分間の飛行を経て、無事に着陸し、乗せた動物達も生きていたのだ。
それから約2か月後、パリの某所にて次の公開実験が行われた。有人飛行の実験である。
実験は成功した。2人の人間を乗せ、上空900メートルを25分もの間飛行し、無事に着陸したのだった。
人々は熱狂した。
人類が今まで憧れて続けていた空を飛んだのだから。
だが同時に、空に居たはずの神々は人類の心から失われてしまった。
西暦1783年 モンゴルフィエ兄弟 熱気球の公開実験より

ということで『幻想浪漫飛行』の感想です。”飛行”です。”綺行”ではなく。

イラストはあの”ゆかれいむ”で有名なshnvaさん。ボーカリストはめらみぽっぷさんです。

レトロでセピアな弦の響きとゆったりと空を飛ぶようなリズムが、まだ高速飛行のための技術が未発達だった20世紀初頭のプロペラ機の雰囲気を醸し出しています。トップバッターということで、「空の向こう側へ浪漫を求めてスチームパンクの世界へ飛んでいく」というコンセプトなのでしょうか。阿求の衣装が着物のままなのもなんだか意味があるような気がしてきますね。

この楽曲、『幻想浪漫綺行』のifアンサーソング的な立ち位置でもあると感じました。また、”ロストドリーム”とまではいかないものの、『ロストドリーム・ジェネレーションズ』のコンセプトも想起させられます。うーん…凋叶棕ファンへのサービスってところもあるのでしょうか?

ところで『謡』にあった阿求の本棚。確か「幻想ロマン飛行」って本がありましたよね?文字が小さいので人によっては”綺行”にも見えるかもですが、今見返すと何故だか”飛行”に見えてきます。


ちょりんぷー/囲炉端決闘符~進捗報告版 v3

こちらはハースストーン風の東方二次創作ゲームとなります。進捗報告版ということなので未実装の機能なども多くある感じです。ゲーム音楽はRDさんが手がけておりまして、絵についてはジャケット絵のはなだひょうさんを始め、多くの方が参加しております。

私はハースストーン自体は3年前くらいに少しやっただけであまり経験はありませんでしたが、この囲炉端決闘符ではCPUと戦うだけでもとても楽しめました。その昔、自分でデッキ2つ作ってから二人二役で戦わせる孤独なデュエルをやったことがあります。あれ楽しいんですよね。友達がいないだけでは?

私的には永夜デッキが使いやすい感じですね。ミッシングパワーを合わせればバフが楽しいことに。まあミスディレクションや夢想封印されるんですが。他にも挑発持ちの少女や秘策カードなどがほしいところです。

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蓮子をオーバーキルする萃香ちゃん

音楽はタイトル画面BGM、バー・オールドアダムステージBGM、デッキ編集BGMの3種類なのでしょうか?Unityのassetsファイルを覗いた感じ4曲あるみたいですが。どのBGMも落ち着いた曲調でプレイの邪魔をしません。やはり時間をかけて考えるゲームですので、集中できて長時間聞いていても疲れない音楽って良いポイントだと思います。

私的には効果音が欲しいところです。ハースストーンの方でもミニオン召喚時の掛け声が少し癖になる感じがあったので、そういった演出面も今後楽しみだなと思いました。ゲームって効果音も大事ですよね。

RDさんのファンとしては、今後BGMが増えてきたらサウンドテストが欲しいですね。幼少期からゲームのサウンドテストを聴きながらボぉーっとしていた私のような人間としては、ゲームにサウンドテストがあるだけでものすごく喜びます。

現時点でも結構遊べるゲームになっているので、これ完全版になったら楽しいだろうなあという雰囲気が漂っています!


砂亭/「縋 下巻」

『騙』収録の楽曲、『嘘のすゝめ』と『真実の詩』の三次創作です。上巻からの続きです

やった!魔理沙の箒折った!(ガッツポーズ

下巻で泣き虫をやめたって宣言したはずの霊夢が上巻の最後に泣いてるって最高ですよねー!へー!実は神社で一人の時は泣いたりするの?やっぱり泣き虫やめてないじゃん!この嘘つき巫女め!

はい。発作を抑えて感想を書きます。

『全ての正直者たちに捧ぐ』歌こと、『嘘のすゝめ』にて描かれたシーンがようやく登場いたしました。まずは霧雨の親父さんが箒を折るシーン、そして霊夢が魔理沙へ嘘をすゝめるシーンです。魔理沙と異形との出会い、そして憧れるまでの上巻の丁寧な積み重ねがあるからこそ、この下巻が活きてくるわけですね。

素直になれない父親とすれ違う娘の描写も良いですよね。上巻でも娘を心配している父親の描写が、下巻では娘を思う父親と自由を求める娘のすれ違いの描写がされており、お話の構成としてとても丁寧だと感じます。大切な娘のために嘘をつく父親、いやあ感服ですね!

それになんといってもキャラクターの口です。霧雨の親父さんを始め、里のモブキャラクター達には目が描かれていません。ですが、砂さんの絵はキャラクターの口の形でその表情を察することができます。魔法の力を前にする里の子供たち、娘を送り出す父親などなど、とても良いなあと思うのですよ。

もちろん霊夢と魔理沙の表情も素晴らしいです。目や表情の動き、繊細で丁寧だと感じます。マイベストオブ霊夢の表情は上巻の遊ぶ子供たちを見る霊夢ですね。鈴奈庵でも子供たちに向けてこんな表情をしていたような気がします。

なんだか上下巻セットの感想になっていますが、二冊揃っての完成度が高い作品だと感じます。

そういえば、最後に霊夢は”魔理沙”と呼んでますね。親父さんは最後まで”まりさ”と呼んでいます。たぶんですが、これからも霧雨の親父さんは”まりさ”って呼ぶんでしょうね。”親子愛”ですね・・・。


以上、感想はこんな感じです。本ブログでは、凋叶棕(RDさん)が関係しているかつ東方の二次創作作品について特化していきたいので、他に購入させていただいた作品についてはブログではなくtwitterで気まぐれに呟くかもしれません。

創作者の皆様、とても面白い作品の数々、ありがとうございます。夏コミのおかげで次の冬コミまで生き残れそうです。

それにしても、いやあ楽しいですね。秘封ナイトメアダイアリー。

紺珠伝御一行のおかげで指つりそうになったり、動き回る藍と聖にイライラしたりね!

( ᐛ)<ワァイ!タノシー!デスキャンセル!

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